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中年が承認欲求を満たすためのブログ

天鳳プレイヤーが麻雀やその他の趣味について書きます

鳳凰卓東南戦を3000回打ちました

天鳳熱再燃中の超インターネットです。ここ半年ほどはもっぱらフリー麻雀メインで天鳳の打数はダダ下がりの日々&天鳳プレイヤーとしては一線を退いた感をほんのり醸し出しつつありましたが、色々ありましてやっぱり天鳳位を目指してふたたび頑張ることにしました。結局今年も鳳凰民の皆様とは全力で殺し合ってゆくことになりそうですので、お心当たりの方はどうかひとつよろしくお願いいたしますそして死ね!

 

 

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というわけでここ数日天鳳を鬼打ちしておりましたところ、鳳凰卓東南戦、通称「鳳南」の打数が3000に達しました。だいたい2年4ヶ月ほどかかりましたが、その間ずっと打ち続けていたわけではなく休んでいた時期もそれなりにあるので、実質的には1年半ほどかな? 各種数値はこんな感じですが、この牌譜解析ツールって今はあんまり使ってる人いないみたいで比較がほとんどできなくて悲しいですね。安定段位に対応してないのがやはり大きいんでしょうか。

 

 

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安定段位および戦績に関しては、まあ知らない天鳳民もそうそういないとは思いますが男冥利.com(http://otokomyouri.com/toppage.aspx)がたいへん便利です。無償運営本当にありがたい! いつも助かってます! 男冥利マジ男前! ワーワー!

ともかく鳳南において1000回以上の対戦を行ったプレイヤーが対象の安定段位ランキングでは、1081人中29位に食い込みました。

 

 

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2000戦部門では、405人中14位。

 

 

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そしてなんと! 3000戦部門では188人中5位を記録しました! もう上に天鳳位とZEROさんしかおらんがな! すごいぜ超インターネット! とはいえこんなのは今後も打ち続けるなら間違いなくジワジワと下がってくるであろう儚いものなので、これはもう今のうちにドヤれるだけドヤるしかないぜ! うおおおおおおおおおオレが超インターネットだ! ドヤ( ̄ー ̄)! ドヤ( ̄ー ̄)!

 

…ちょっと落ち着きまして、いちおう1000戦ごとの記録をテキストデータなり男冥利スクショなりで残してありますので、軽く振り返ってみたいと思います。

 

 

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こちらは鳳南における最初の1000回をテキストデータに出力し、保存したものです。今振り返るとこの成績は謙遜でもなんでもない完全なる確変であり、最上位陣が同じ配牌とツモで打てば安定段位10はまず割らないであろう豪運を授かっていたと自覚しております。

天鳳にはこんな格言があります「最初の1000戦で確変を引け」。最終的に同じ成績になるのならまず最初にツイておけば強さを印象づけることができるので、後から実力モードがやってきたとしても「あの人は強いはずなんだけど最近ツイてないなあ」と思ってもらえる可能性が高くなります。これが逆だと初期の負けていたイメージがどうしても残るので「あいつ弱いくせに最近ツイてるな」となりがちです。

正直目がつぶれるほどクソなことを書きましたが、不特定多数からの評価なんてわりとそんなもんですからね。本気で承認欲求を満たしにいくなら最初の1000戦で確変を引くまでIDを作り直し、いざツイたらツイッターを始めて偉そうなツイートをしまくるというのもひとつの手かもしれませんね。も、もちろんオレのことではないですよ...?

 

 

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続きまして1001~2000戦の安定段位を男冥利スクショにて。

上ブレで1000戦安定9を叩き出し、まあ十段も秒読みかなー天鳳位も意外と簡単になれちゃったりしてフフッと調子に乗りまくっていた超インターネットに下った神の鉄槌、500戦平順2.5↑&安定段位7↓。

今になって冷静に振り返るとバカヅキが収束に向かっただけでむしろ当然の結果なんですが、麻雀やるやつなんてどんだけツイてもそれが当たり前&自分の実力としか思わないバカばっかりだしもちろんオレもそうですから、当時はまあ恐ろしいほどキレてましたね。世界のすべてを呪っていました。

また下ブレによる精神的ダメージによって、打ち方自体も大いに荒れていたと記憶しております。具体的に言うと「何切っても刺さるモード」が続いたことによって押すべき牌が押せなくなり、明らかに損なピヨピヨ麻雀をかなりの長きにわたって打ち続けてしまいましたね。順位分布にもなんとなく、そのあたりが表れていると思います。

やっぱり人間がやるものなので、好調時も不調時も同じ打ち方を続けるというのは難しいですよ。だから良く見かける「安定○段の実力があるプレイヤーが○試合を行ったとき、○段に到達する確率は○○である」というようなシミュレート結果、オレは正直まったく信用しておりません。下ブレだけでなく、上ブレによって麻雀のバランスを見失うことも少なくないですからね。たぶん「実力安定段位」という概念が、あまりにも変動しやすすぎてそういうのに向いてないんだと思います。

 

このあたりで一時期「こんなクソゲー真剣にやるなんて時間のムダすぎるやんけ! これからはイカの時代や! let'sスプラトゥーンなんや!」となって天鳳から離れたのですが、時間が経つとやっぱり当時の不調は実力によるところも大きかったなーと思うようになったりもしました。

やっぱり負けたまま投げ出すと、何年経ってもそのことがずっと悔しいままですからね。ここで一念発起して、本格的に麻雀の勉強を始めることにしました。具体的には天鳳最上位プレイヤーの観戦および牌譜閲覧、そして麻雀本の読み漁りですね。それまでは勉強どころか自分の牌譜を見返しての反省なんかもまったくやらないタイプでしたから、かなり大きな意識改革を行ったことになります。

 

 

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その結果がこれだぜ! ドヤ( ̄ー ̄)! ドヤ( ̄ー ̄)!

もちろん麻雀はちょっと勉強したぐらいでいきなり強くなるような甘いものではないですし、こんな成績がずっと続くわけもないので今度はそこまで調子に乗ってはいませんが、やっぱり努力に結果(運)がついてくるパターンって、単純に運だけで勝ってるときに比べて気分はものすごく良いですよね。

なのでこれ以降、調子を落としたら打つのを休んで勉強するというのを習慣づけるようにしています。それで実力が上がったかはともかくメンタル管理としてはかなり効果があったので、このルーティンは皆さんにもぜひお勧めしたいですね。「お前と違ってそんなにヒマじゃねえよ!」と言われたらションボリするしかありませんが。

 

というわけで「鳳南3000戦を振り返る」という名目の、単なるドヤ記事にお付き合いくださりありがとうございました。しかし真面目な話「天鳳位を目指しています」と公言しても恥ずかしくないだけの成績を残すことができたと自分では思っているので、今後もあまり思い詰めすぎたりせず、天鳳そのものを楽しみながらうっかり上ブレて天鳳位になれたらいいなぐらいのスタンスでゆるゆると頑張っていくつもりですので改めてよろしくお願いいたします。

本当は十段達成&鳳南3000試合到達で天鳳はもう終わりでいいかなと思ってたんですけどね。やっぱり面白いんでしょうがないですわ。それでは、また次回! 

 

 

和了はアナログ、打点はデジタル その2

そろそろ腹をくくって歯医者に行くことを決意した超インターネットです。あれは実際の治療そのものの恐ろしさもそうなんですけど、放置しすぎたことで医者に叱られたり蔑まれたりするのがキツくてなかなか一歩を踏み出せないところがありますね。「態度だけでももっと優しくしてくれよ!」と昔から思わなくもないですが、自分が医者の立場だったらちょっと怒ってしまうかもなあ。

 

 

というわけで前回の続きです。「和了するためにはアナログ的に、打点を得るためにはデジタル的に」という話でしたが、本題に入る前に「アナログ」と「デジタル」をちゃんと定義しておいたほうがいいことに気づきました。どちらも麻雀においては言葉本来の意味からは少々離れたところで、かつ非常に広い意味合いで用いられることが多いですからね。

とりあえず本稿においては、というより当ブログでは「デジタル」という言葉を「"流れ"などのオカルト的な要素を考慮しない」という意味合いで使うことはなく、同様に「アナログ」を「オカルト」と近いニュアンスで用いることはないとします。

とはいえ本来の「数値化されているか否か」という定義を常に当てはめて語ってゆくのも息苦しいので、ここではもう少しニュアンスで捉えて頂いて、

 

 

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これが「デジタル」。

 

 

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これが「アナログ」ということでひとつ納得してもらいたいと。

デジタルの世界においては12時58分は常に12時58分であり他の何物でもありませんが、アナログの世界においては6時3分も5時57分も6時11分ももしかしたら5時46分ぐらいまでもがすべて「だいたい6時」です。しかしながら6時11分を示す時計盤を見て「8時ぐらいかな」と言ったら、アナログの世界といえども「こいつ目か頭がおかしいんじゃねえの」となるでしょう。

ぜんぜん定義できてなくて本当に申し訳ないんですけど、当ブログにおける「デジタル」と「アナログ」の使い分けは終始こんな感じになりますのでどうかひとつよろしくお願いいたします。たとえば、

 

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ゲンマp71牌4より。この14枚から不要な牌を1枚探す作業はまさしく「デジタル」。雰囲気や感覚、あるいは個人の雀風といった不純物の入り込む隙がまったくない、完全なる12時58分の世界。

 

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この69sが山に何枚残っているかは「アナログ」の世界。だいたい6時くらいだけどまあ、2時や11時半てことはまずないだろう。そんな感じ。

もちろん3針&文字盤式のアナログ時計ほどに麻雀が見えていればそれは達人もいいところで、現実的に我々が目指すべきはせいぜい

 

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こんなところでしょう。あるいはお百姓さんが言う「日が落ちてきたからそろそろ飯にすっぺ」「今日はひと雨きそうな雲の形だっぺ」的な、経験則からくる摩訶不思議な感覚。

 

話がうさん臭くなってきたところで本題に戻ります。なぜ打点がデジタルな世界で語られるべき要素なのかというと、まず打点作りというのはほとんどの場合「2ハンアップ」、それも1から3、あるいは2から4(4から6は手組みではなくリーチ判断によるものがほとんどであるため除外)への上昇を狙う打ち方のことを指すと思うんですが、ぶっちゃけ3ハン未満の手牌における2ハンアップの可能性には、アナログ的な微差を8割がたブッ飛ばす力があるんですよね。

なので3ハン未満の手牌に打点アップの含みをもたせながら進行するときは、むしろ平面的な感覚こそ重要となります。

 

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ゲンマp51牌4より。「2ハンアップの可能性」によって「4~6牌の保有コスト」というアナログ的要素を完全に無視できる典型的な例です。

 

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ゲンマp51牌5より。こちらも2ハンアップが狙える浮き牌が残っていますが、すでにリーチで確定4ハンが狙える手牌となっているため、ドラの保有コストを重く見ての打2sが有利とされていますね。

リーのみ愚形orメンピンのみとメンゼン3~4ハン手には大きな差があるものの、リーチでメンゼン4ハン&好形確定手とそれ以上の手にはそこまでの差がないため、アナログ的判断要素を挟む隙間が生まれていることがわかると思います。

逆にいえば2sの保有コストが低い場であれば、2sを残してハネ満以上を狙ってもよい手でもあるわけですね。実戦的な手牌進行においても、このあたりが分岐点となる状況はとても多いです。

 

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ゲンマp41牌28より。多くの状況においてリーのみ愚形マックスにとるメリットは等しく乏しいため、打2sとしてイッツーを狙う手筋が正解ですね。これは類似の牌姿がかなりあるため、ぜひマスターしておきたい手筋です。

 

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『傑作「何切る」300選』(以下、ウザク本)p219、q299より。三色、ピンフタンヤオ、ドラ、好形率といった複数の要素が絡み合う難問ですが、7m切りが正解とされています。2ハンアップというよりもむしろ9mによる「2ハンダウン」を嫌った手筋ですね。

このようなドラとタンヤオの両方が絡むことによる2ハン上げ下げも、実戦においては頻繁に遭遇するので重要度は高いです。

 

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ウザク本p163、q217より。ここでマンズ以外に手をかけると和了率にかなりの悪影響を与えると思われますが、それでも打8sが正解となっています。2ハンの強さをまざまざと見せつけられる問題ですね。けっこう2mとか赤5mとか切っちゃってたなー。「ここでノータイム赤5mといけるオレってシビア~(*´ω`*)」みたいな。ただ下手なだけだったっていう。

 

「デジタル的判断といえばこの2冊」とでもいうべきゲンマ&ウザク本から、汎用性が高いと思われる問題をいくつか抜粋してみました。実戦において近い牌姿と遭遇することがなくとも、このような何切るを数多くこなすことで意識下に2ハンアップの重要性が染み渡ってゆくと思います。

 

 

 

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続きましてツイッターでフォローさせて頂いている黒雛さんのツイートに、2ハン絡みのちょうどいい局面がありましたので拝借いたしました。

2ハンアップの重要性が体に叩き込まれていないと、簡単にツモ切ってしまいそうな牌ですよね。このような8sを2sと比較し、残すべきだったかどうか検討することはとても大事だと思います。

この手が678の三色になることは少なそうですが、2sを残すことによって得られる速度も大したものではなさそうです。自分もこれは2sを切って678やドラ引き、あるいは4p引きおよびそこから派生するタンピンやイッツーの可能性を見つつ、状況とツモによっては目標を下方修正しながら進めていきたいですね。

 

 

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こちらは自分の実戦譜から、下方修正を怠ってしまった典型的な例です。

789の三色を本線にチャンタ、赤にくっつけた3ハンリーチなどを見ながら打5m。ここまではよかったものの、

 

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このチーと、2巡前の9p切りがダメでした。

1278m799p赤56789s西西から打9pの6ブロックとしましたが、6m先引き時にも強い形が残る12m落としのほうが優秀だったと思います。

さらに三色狙いから頭を切り替えることができないまま、親の高打点イーシャンテンからツモ抽選とメンゼンを同時に放棄する最悪のチー。

ドラまたぎの8pは残り2枚、かつ上家から簡単に鳴ける牌ではありません。まだまだやり直しがきく巡目にもかかわらず、自分で自分を追い込んでしまいました。

 

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8pを食い流して最悪のアガリ逃し。これを結果論で片付けてはダメですね。

 

 

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早い巡目から2ハン役を見切るべき状況もあります。同じくツイッターでフォローさせて頂いている、せきねさんのツイートから拝借です。

飛び寸前のラス目ですが3着目と6500点差の東3局で、親番2回残り。連対が現実的でないこの状況では、2ハンアップ逃しをそこまで恐れる必要はなさそうです。むしろアガリを逃して失点に繋がり、この局でゲームが終了してしまうことが怖いですね。

点数状況的に上位2者がラス目のリーチにオリる可能性は低く、将来的にめくり合いへと発展することは必至です。そうなるとここから456三色を追って好形テンパイになる受けを減らすことは、むしろラス率を高めそうな気もしてきますね。

平場では打6pの手だと思いますが、この状況は平場よりもさらに打6p有利と個人的には思います。親番なしのラス前で3着目と13000点ほど離されていれば打3pでしょうか?

 

 

打点の世界はまだまだ奥が深そうですが、今回の記事は特に成績への影響が大きいと思われる1→3と2→4絡みに的を絞ってみました。ゲンマには他にも打点が選択に絡む問題が多く、

 

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p71牌7より。こんなのや、

(中盤まで5p、以降4s)

 

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p65牌16より。こんなのや、

(序盤7m、中盤4m、終盤8m)

 

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p71牌5より。こんなのもあったりしますが、

(両翼形だが345のハネ満が残る3sが優位)

 

いずれもそこまで重要ではないかなと思っています。どれを切ってもそこそこの打点でアガれそうな、いわば「切り間違っても充分形」の何切るはけっこう軽視しちゃうタイプでして。「メンチン何切る」なんかはその代表格で、ベストの選択ができなくてもだいたいハネ満以上の多面張をテンパってるのであまり突き詰める気になれないんですよね。こんなんじゃだめかな?

 

 

というわけで「和了はアナログ、打点はデジタル」の話はこんなところでおしまいです。まとめると「2ハンアップ超大事。平面何切る死ぬほどやれ。打点いらなければアナログ感覚も大事。死ぬほど牌譜見て観戦しろ。むしろ死ね」みたいな感じですね。

ぶっちゃけオレも平面とか打点はけっこう苦手なほうなんで、今回の記事はあまり自信がないというか自分に言い聞かせてる部分もけっこう大きかったりします。まあお互い頑張りましょうということで! 次回更新は未定です!

和了はアナログ、打点はデジタル その1

春のうららの超インターネットです。てるみくらぶが世間を賑わせている昨今ではありますが、ネットアイドルTERUMIがワールドワイドウェブを賑わせた時代も確かにありました。最近はよくこの話をしています。紅いもチップスがまるでゾンビの舌なんですよ!

 

 実は今ネットといわずリアルといわずマジャーンの調子がサッパリなので、打つほうはちょっとだけお休みしてかなり基本的なところから打ち方の見直しを計っています。いまや誰に強制されるでもなく、仕事やそれにまつわる人間関係すらもまったく関係ないところで「完全なる趣味」としてやっているゲームなので、続ける以上は多少なりとも向上心をもってやりたいんですよね。

もちろんこんなドチンカス遊戯は「一切やらない」が最適解に決まりきってるんですけど、何事も真剣に取り組むとそれだけで楽しくなってくるものです。逆にどんな神ゲーでも惰性でやったら面白くないですよね。結局は取り組む人間の頭がおかしいかどうかの問題で、ゲームそのものの質はあまり関係ないのではないかとこのごろ思います。

 

閑話休題。麻雀において「微差はしょせん微差でしかないのでないか」というのは誰もが一度は考え、そして大差などないと気づいて再び微差を積み重ねる作業に戻ってゆくものですが、最近は「積み重ねる意味のある微差と、そうでない微差がある」というのを強く意識しています。

毎日10円ずつ貯金しても1年で3650円にしかならないのでやらないほうがマシですが、これが毎日100円ずつとなると1年で36500円なのでちょっとした買い物ができます。ニンテンドースイッチも買えます。麻雀でもこういうことがよくあると思いますが、現実と違い「毎日10円貯める」と「毎日100円貯める」のコストが同じだったりするので、目の前の微差が本当に重要なのかそうでもないのかは常に考えていきたいものです。積み重ねを前提とするなら、微差どうしの差は大差ですからね。

 

優秀な方々によって麻雀の研究が進められた結果、いまや情報を「手牌とドラ」程度に制限した何切るならば、ほとんどの場合において絶対的な正解を導き出せるといわれています。もはや何切るというよりパズルですね。14枚パズルってやつです。15パズルみたいな感じで言っておなじみ感を出してみました。

もちろん14枚パズルにおける正解と実戦において推奨される打牌は異なることも多々ありますが、メンゼン進行ならだいたい14枚パズル感覚でサクサク打っとけ的な風潮もあり、それもひとつのマニュアル的な考え方として優秀だったりするので難しいところです。

このあたりに関してはいちおう自分なりの答えカッコカリ的なものが一応ありまして、それは「打点に大きく影響しない選択ならば、何切る的な正解よりも盤面を頼ることが多い」というものです。もちろん捨て牌から必要な情報が得られなかったり、得られたとしても何切る的正解の優位を覆すほどではない場合もあるというかそっちのほうが圧倒的に多かったりするので、結局14枚パズルは死ぬほどやっとくに越したことはないんですけどね。

 

少し具体的に書いていきます。基本的な何切るで「内側の牌を引いたときの比較」というのがよくありますが、オレはこれを基本どおりにというか何切る的根拠に基づいて選択することがほとんどありません。

 

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『勝つための現代麻雀技術論』(以下、ゲンマ)P40・牌24より。こういうのとか、

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ゲンマP41・牌25より。こういうのとか、

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ゲンマP95・牌2より。こういうのとかですね。ちなみに、

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ゲンマp95・牌1より。これだと何切る的根拠に基づいて13sを落としたくなります。あんまり違わないのかな?

 

このあたりの差は、先ほどの例でいうところの10円貯金に近いものがあるのではないかと常々思っています。もちろん他に判断要素がなければ10円とはいえ絶対に積み重ねるべきなんですけど、ここで10円にばかり目が行ってそれ以上の差を見落としてしまうケースが麻雀には多々ありそうなんですよね。微差を舐めているわけではなく、本当に怖いのはそこなんですよ。

中盤以降、28はともかくとして手の内にある37受けの愚形ターツにまったく評価を下してない状況ってほとんどないわけですから「内側引きのことを考えるぐらいならそのとき自分が優秀だと思ったほうのターツを残せ。精度はあとから磨け。以上」で終わらせることもできそうですが、山読みと牌理の対立はいつの時代においても不毛なので、それよりもまず守備力を第一に考えて残すターツを決めるのが色々とうまくいきやすくて良いのかなと今は思っています。

そもそも愚形残りのメンゼン手は速度がないので完全先制を取りにくく、また逆に先制された場合イーシャンテンからはかなり押しにくい&追いついたとしても追いかけられない場面が多いので、アガリの価値がかなり高い状況以外はほんのりと守備を意識しつつ進行させたほうが良い結果につながりやすい気がします。

具体的には親や点数状況的に放銃したくないところ、あるいは早そうな捨牌をしているところの安全牌を含むターツを、アガリ率を大きく損なわない範疇で優先的に選んでいくのがオレは好きです。浮き牌の残し方や選び方も同様に(というかむしろ浮き牌向けの話ですねこれは)。ターツの1枚が誰かの安全牌というだけでも、実戦的にはけっこう違いますよ!

守備力の次に優先させるべきなのが牌理なのかターツそのものの強さなのかは、状況やプレイヤーごとの得意分野に大きく依存するため非常に難しい問題なんですが、個人的にはやはり場況を含めた総合的な評価をもって選択することを推奨したいですね。メンゼン進行においては山に残っていそうな受けを優先的に、鳴きや役有りダマの可能性を含む場合は「中盤以降、場に打たれやすい牌に焦点を合わせる」というのを常に意識すると攻守において隙なしです。もちろん前者と後者は多くの状況においてニアリーイコールで結ばれますが、そうならないケースもそれなりにあるので、ターツ選択の話からは少し外れますがいくつか紹介してみます。

 

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山読みの中でもかなり有名な「早い巡目に切られた数牌のソバは山に残っている」というやつですがこれは時限式で、巡目が進むほど優位性が失われやすく「中盤以降、場に打たれやすい牌」という概念と真っ向から対立します。このような場況で「7sが強い」という感覚をいつまでも引っ張って、中盤以降に子でしょうもないリーチをかけるとけっこう死んだりするので要注意です。場況の後押しがなくとも打つリーチであれば、もちろんプラスに考えて問題はありません。

 

 

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これは典型的な「山に残っているかは不明だが、場に打たれやすい」待ちです。共通安全牌が少なく、数巡の間は4人がかりで8sをツモりにいくような状況が続くでしょう。

「ほぼ情報のない3巡目リーチに対して2者がオリ気味」という、8sの残り枚数が完全に不明な状況ですが、今この瞬間に限っていえば、降りている他家の手牌も壁牌のようなものです。むしろツモ山よりもそっちにあってほしいという気持ちが強いですね。

 

 

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この巡目で6m9mがすべて見えておりカン8mが絶好ですが、リーチ宣言牌が9mになると少々ダサい。そこにすべてのマンズ変化を残したまま9mを先切りできる&受け入れが2枚増える6pを持ってきましたが、ツモ切りしました。

これには6pの保有コストが高く9mが全員に対して安全&9mを先切りしても結局「離れカンチャン落とし」の捨牌になりそうという事情もありましたが、この8mは山生きがかなり期待できる(6m9mがすべて見えているのは自分だけだが、2者が9mを切っているため、決して埋まらない78mのリャンメンターツを抱え続けているケースもない)反面、すでに固められている可能性も2割程度はありそうです。

そのため1枚目の8mにラグがかかるorポンされる、あるいは自分がテンパイする前にバタバタと3枚以上切られてしまうなどの事情でカン8mが劣化した場合、この9mが保険になると考えました。ポンから仕掛けている対面の捨牌が、高確率で役牌を持っていそうに見えたからです。

58pが先に入ったときカン8mが劣化していれば、片バッタに受けて対面のオリ打ちを狙おうと考えていました。役バックの仕掛けならば親リーに対してオリる可能性はかなり高く、その役牌が中ではなく西ならば、ケイテンを狙って他の安全牌よりも先に打ち出される可能性もあります。この場合の西が「山には残ってなさそうだが中盤以降、場に打たれやすい牌」に該当します。こういう他家の挙動と仕掛けの質を考慮した上での狙い打ちリーチは、うまくいったときの自力感が大きくて楽しいのでおすすめです。

 

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 実戦では普通にカン8mリーチを打ってツモアガリ。8mは山に4枚生き。対面の仕掛けは西バックでしたが、雀頭が安全牌の1mだったので西を狙っても無駄に終わった可能性が高いですね。

 

 

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ツイッターでフォローさせて頂いている人生フルゼンツさんのツイートより拝借しました。

9pは超高確率で2枚生きているうえ、自分と親の捨牌がちょうど相反関係(お互いの安全牌がお互いの危険牌)にある&誰もが親に放銃したくない局面なので、脇からの出アガリも期待できる非常に強い待ちです。これは「山に残っている」と「場に打たれやすい」を兼ねたケースですね。とはいえその他のリスクが大きすぎるため、総合的にはオリが有利そうな状況ではあります。

 

 上記の例が難しいと感じた人でも「目立つ仕掛けの捨牌に合わせる」「(ラス目や親など)2者が放銃したくないところの捨牌に合わせる」程度は普段から意識しておくと差が出ると思います。有力な情報が何もなければ、とりあえず親の現物を受け入れに含んでいるターツを残すようにするだけでも効果はあります。

さらにシンプルな方法論として「安い色の安い部分に寄せていく」というのも、即席ながら効果アリアリなのでお勧めです。ほとんどの局においては守備力のあるターツ≒周辺の牌が見えているターツなので、安物寄せを第一に考えて手牌を作っていくと、いつのまにか強さを兼ね備えていることがけっこうありますからね。

 

こんな感じで「守備>>>強さ≧牌理」を意識しつつアナログ的な判断に基づいて手牌を進めていくと、打点が大きく絡まない局面では攻守において強いんじゃないかなーというのがオレの考え方です。

では打点が絡むとどうなるかというと、これは「何切る的根拠に基づいたデジタル的な判断」が一気に有利となるんじゃないかと最近は思っているんですよ。アガるためにはアナログ、手を高くするためにはデジタルな判断がそれぞれ求められるんじゃないかと。次回はそのあたりについて書いていきます。一旦続く!

 

 

dreamkobayasi.hatenablog.com

 続きはこちらです。